『ICTとアクティブラーニング』

ICT、なかでもタブレット端末は、アクティブラーニングとの相性がとてもよい。そのことについて、理論的背景から実際の授業でのノウハウ、ちょっと困ったときのQ&Aを、具体的な事例を用いて解説する予定です。・・・将来的には書籍の形にしたいので、そのような形式・内容になっていますが、まだまだこれからです。かんばります。

アクティブラーニングとICT

目次 oo

第1章 まず、はじめてみよう
  1. ◆一緒にするとうまくいく
  2. ◆アクティブラーニングって、なに?
  3. ◆悩みのタネのICT活用
  4. ◆入試が変わる。授業が変わる
  5. ◆はじめるのは、実は簡単
 
第2章 アクティブラーニングとICTは相性が良い
 
第3章 こうすれは、うまくいく。ノウハウ
第4章 うっかり落とし穴
第5章 20年後、30年後に幸せになるために◆

文字式の計算と、係数の数同士の計算

アクティブ・ラーニングを実施する際には、子どもたちは、それぞれ自分たちの知っていることを交換しながら、話しあいをすすめていく。

1年生の数学で、文字式の計算で係数の計算をするときには、いったん文字の計算はワキに置いておいて、数同士の加減乗除を実行する。その際に、たとえば、正の数と負の数の加法が出てくると、しばしば子どもたちは混乱する。なぜなら、文字式の計算をしているときには、すでに数の計算は、はるか昔の話になっているからである。